未投稿のままだった九州の社寺も
少しずつ纏めていこうと思っています
【大分】
大分県日田市天瀬町馬原にある
高塚愛宕地蔵尊の
【オリジナル御朱印帳】
平成28年より
新柄で頒布されています
【高塚愛宕地蔵尊 御朱印帳】
神仏混淆の形式をそのまま残す
「願いをひとつ叶えてくれる」
という地蔵尊として
「高塚さん」の愛称で
親しまれています
約1200年前、行基が聖武天皇の命を受け
筑紫の国を巡り、その帰路
豊後の国日田郡を経て
求来里村杉原に至った時、
みどり深い東西の地形を眺め
行基は身の引きしまるような霊気と
言いようのない有り難さに
心を打たれ、
『この地こそ、国や人々の悩みを救う
大権現様の出現される
霊地に違いない』
と予言されたそうです。
行基はそれから
岩松ヶ鼻を通りこの高塚の里へ。
山中で地蔵菩薩を念じていた
或る晩の事、
東南方にそびえる大きな公孫樹の中辺に、
突然、金色の光を放つ
3個の玉を見け
その一つはひときわ光る
乳房の形をした宝珠だったそうです。
行基は早速、みずからのノミを握り
一体の地蔵菩薩を彫り、
里人たちに
『まことの心をもって宝珠・
地蔵菩薩に祈願するなら
広く万物は産み栄え、
一切のご利益を与えられよう』
と説かれそうです。
その後、銀杏の大木は
『乳銀杏』と呼ばれ、
子宝を恵む霊樹・母乳を授ける霊樹
として親しまれ
行基の御遺徳を偲んだ里人たちが、
大銀杏の傍らに御堂を建立し、
行基の刻んだ地蔵菩薩を祀ったのが
『高塚愛宕地蔵尊』
の始まりとされています。
【一念洞】
1050年祭記念事業で
平成14年に作られた参拝トンネル。
中央部に地蔵菩薩の化身と言われる
「閻魔大王」と「六地蔵」
をお祀りしています。
信者の寄進による2000体を超える
お地蔵さんが安置。
シドニーオリンピックで金メダルを獲得した
谷亮子さんのお地蔵さんもありました
【御神木】
樹齢1300年余の
別名「乳銀杏」と呼ばれる銀杏。